「夫が単身赴任で、ワンオペで2人の育児…うまくこなせるか不安」と悩むママは多いのではないでしょうか?
特に乳幼児期は、夜泣きや授乳で十分な睡眠が取れず、家事と育児を同時にこなさなければならないため、時間との戦いが続きます。
2人の子どもたちの世話に追われ、自分の時間はもとより、睡眠時間を削って毎日を過ごしていると、些細なことでイライラしたり、夫の言葉に傷ついたりすることもあるでしょう。
この記事では、そんな単身赴任中のワンオペ2人育児の大変さで悩むママたちへ、少しでも心の負担を軽くし、笑顔で子育てを続けていくために役立つヒントをお届けします。
単身赴任という困難な状況を夫婦で協力して乗り越え、家族の絆を育んでいきましょう。
単身赴任中のワンオペ2人育児の大変さ
夫がいない毎日、ワンオペでの2人育児は本当に大変ですよね。
この大変さは、経験した人にしかわからないもの。
ここでは、口コミ・体験談も交えて、ワンオペ2人育児の大変さの「ほんの一部」を紹介します。きっとあなたも共感できるはずです。
夜泣きで何度も起こされる!毎晩3時間しか眠れない
特に乳幼児期は、夜泣きや授乳で何度も起こされることが多く、慢性的な睡眠不足に悩まされます。
口コミ・体験談
「下の子の夜泣きで睡眠不足なのに、上の子の保育園の準備で早起きしなければならないので、常に眠たい状態です。毎日2〜3時間しか眠れません。」
睡眠不足は、体力だけでなく、イライラしやすくなったり、集中力が低下したりと、心身に大きな負担をかけます。
ワンオペ育児では、誰かに代わって夜泣き対応を頼むこともできないので、なおさらつらいですよね。
片手で食べさせながら、もう片手で家事をこなす
ワンオペ2人育児だと、育児と家事を同時に進めなければならない状況にしばしば直面します。
食事の準備や片付け、洗濯、掃除など、すべてをこなすのは一苦労です。
口コミ・体験談
「夕飯時は、片手で下の子に食べさせながら、もう片方の手で食器を片付けたり洗濯物をたたんだり…」
家事と育児を同時進行するのは、まるでマルチタスクの連続。想像を絶する大変さですよね。
つい自分の食事は後回しになり、ゆっくり味わう時間すらありません。
1日24時間じゃ足りない!時間との戦い
ワンオペ2人育児は、仕事、洗濯、食事、掃除、送迎、買い物、育児と、次々にこなすべきことがあり、毎日が時間との戦いになります。
口コミ・体験談
「 平日の夕方、公園に3歳の上の子と1歳の下の子を連れていくのもひと苦労です。帰宅後は、ご飯の準備、お風呂、洗濯…と、気が重くなります。」
「保育園の送り迎え、子供の習い事、家事、自分の仕事…と、やるべきことが目白押しで1日があっという間に終わってしまいます。」
朝から寝るまでフル稼働の毎日です。
子どもの些細なことでイライラが募る
睡眠不足や忙しさに追われる日々では、些細なことでイライラしてしまうのも無理はありません。
口コミ・体験談
「ご飯中に遊び始める子どもに『もうちょっと座ってて!』と声を荒げてしまった。」
「ふと呟いた独り言に対して、上の子が次々と質問をしてきて、うんざりしてしまった。」
子どもが思い通りに動かないことで、つい激しく怒ったり厳しく接してしまうこともあります。
その後、自己嫌悪に陥ることも少なくありません。
旦那の無理解な言動にもストレスを感じる
単身赴任中の夫が、育児の大変さを理解してくれなかったり、無神経な発言をしたりすると、さらにストレスがたまってしまいます。
口コミ・体験談
「単身赴任中の夫は、子どもが熱を出して大変な時、仕事が忙しいからと連絡さえしてくれませんでした。」
「ワンオペで大変な時に、夫がゴルフを楽しんでいる姿をSNSで見かけると、怒りが込み上げてきます。」
こんな状況が続くと、単身赴任中の夫との間に、物理的な距離だけでなく心の距離も感じてしまいますよね。
お風呂に入れるのも至難の業
2人の子どもを1人でお風呂に入れるのは、至難の業です。
口コミ・体験談
「子どもたちが一緒にお風呂から出たがると、ほんとうに大変。逃げ回る子どもを追いかけるだけで手一杯で、毎回床は水浸しに。」
「子ども同士で水のかけあいをするので、私もびしょ濡れになってしまいます。」
ワンオペで2人の子どもをお風呂に入れるのは、毎日が戦いで、終わった後はクタクタになります。
おしゃれをする余裕なんて、まったくない
ワンオペでの2人育児では、自分のことが後回しになりがちで、美容やファッションに気を使う余裕もありません。
口コミ・体験談
「おしゃれを楽しむ余裕なんて、贅沢すぎる。」
「トリートメントする時間はないし、服は近くにあるものを着ています。」
「外に出かけるときもメイクをする気力なんてありません。」
育児や家事、仕事に追われておしゃれを楽しむ余裕がないママは多く、それだけワンオペでの育児は大変です。
単身赴任中のワンオペ2人育児を乗り切るためのヒント
ここでは、単身赴任中のワンオペ2人育児を乗り切るためのヒントを紹介します。
時短家電や家事代行サービスを活用する
ワンオペで2人の子育てをしていると、毎日の家事と育児に追われ、常に時間が足りないと感じることが多いですよね。
少しでも自分の時間を確保するために、時短家電や家事代行サービスを活用して、負担を減らしてみましょう。
■主な時短家電や家事代行サービス
- ロボット掃除機
ご飯中や洗濯中、外出している間に掃除を済ませることができます。旧型モデルやセール品を狙うと、お得に手に入ることも。 - 食器洗い乾燥機
食後の洗い物から解放され、その分を子どもや自分の時間に使えるようになります。 - 洗濯乾燥機
洗濯から乾燥までを自動で行ってくれるため、干す作業や取り込みの手間がなくなります。 - 家事代行サービス
掃除や洗濯、料理など、プロに家事全般をお願いできるので、自分の時間がぐっと増えます。 - 宅食サービス
献立を考えたり、買い物に行く手間を省け、栄養バランスの取れた食事を簡単に準備できます。
こうしたサービスを利用することで家事の負担が軽減され、心の余裕が生まれ、子どもと向き合う時間や自由時間を増やすことができます。
夫としっかりコミュニケーションを取る
ワンオペで2人の育児をしていて、夫が単身赴任中だと、物理的な距離が原因でコミュニケーション不足になりがちです。
これが進むと、ママの孤独感が増すだけでなく、夫婦の考えにズレが生じ、トラブルの原因にもなりかねません。
- こまめに連絡を取る
電話やビデオ通話を活用し、日常の出来事や子どもの成長を共有しましょう。 - 感謝の気持ちを伝える
「いつもありがとう」「お疲れさま」といった感謝の言葉を意識して伝えましょう。 - ねぎらいの言葉をかけ合う
「大変だったね」「よく頑張ったね」など、お互いを労わる言葉を大切にしましょう。 - 子育ての方針を話し合う
普段から子育てに関する意見交換を行い、共通認識を持つよう心がけましょう。 - お互いの趣味や仕事の話をする
育児の話だけでなく、お互いの興味のあることについて話すことで、関係性がより一層深まります。
ワンオペ2人育児で大変だからこそ、夫婦間でしっかりとコミュニケーションを取り、お互いの状況を理解し合うことが大切です。
妻にとっては、日々の育児の悩みや喜びを共有できることで、ストレスを軽減できます。
夫にとっては、妻が抱えている苦労を具体的に知ることができるため、より積極的に育児に関わり、サポートできるようになります。
両親や兄弟姉妹、ママ友からサポートを得る
頼れる人が近くにいる場合は、積極的にサポートをお願いしてみましょう。
両親や兄弟姉妹に子どもの世話を頼んだり、ママ友に育児の悩みを相談したりすることで、精神的な負担を軽減できます。
■頼めることって?
- 子どもの世話
保育園の送迎、食事、お風呂などを手伝ってもらうことで日々の負担が楽になります。 - 家事のサポート
掃除、洗濯、料理などを手伝ってもらうことで、家事の負担を軽減できます。 - 心の支え
育児の悩みを聞いてもらったり、アドバイスをもらったりすることで、悩みやストレスを軽減できます。
■サポートをお願いする際のポイント
- 無理のない範囲で
相手に負担をかけすぎないように、無理のない範囲でお願いしましょう。 - 感謝の気持ちを伝える
何か手伝ってもらったら、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。 - 頼み方を工夫する
「〇〇してもらえると助かるんだけど…」など、具体的にお願いすると、相手も対応しやすくなります。
■周りに頼れる人がいない場合は?
自治体のサポートや施設、一時保育、ベビーシッターなどのサービスも検討してみましょう。行政サービスは費用が抑えられることが多いので、おすすめです。
▼お役立ちサイト
こども家庭庁|ファミリー・サポート・センター
セーブ・ザ・チルドレン|おやこのミカタ
政府広報オンライン|子ども・子育て支援新制度
夫にはできるだけ帰省してもらうようにする
単身赴任中の夫には、できるだけ頻繁に帰省してもらい、家族との時間を大切にしてもらいましょう。
帰省の際には、子どもたちの面倒をお願いすることができます。
この機会を利用して、自分の時間を確保しましょう。
ゆっくりと眠ったり、美容室やエステでのケアを受けたり、ショッピングや映画を楽しんで、心と体をリフレッシュさせてください。
自分の時間を大切にすることで、ストレスを軽減し、エネルギーを充電できます。
▼単身赴任者の帰省頻度は「月に2〜3回」が最も多いです。
※厚生労働省「二重就職者や単身赴任者に係る移動等の実態」
完璧を求めるのをやめる
「家事も育児も完璧にしなきゃ」と思うと、プレッシャーがかかり、ストレスの原因になります。
掃除の頻度を減らしたり、洗濯物を畳む手間を省いたりして、完璧主義から卒業しましょう。
手作りにこだわらず、冷凍食品や宅配サービスを積極的に取り入れることで、調理の手間を減らすことができます。
大切なのは、完璧な家事や食事よりも、子どもたちとの楽しい時間を増やすことです。
ワンオペでの2人育児は大変だからこそ、無理をせず、うまく息抜きしながら取り組んでいきましょう。
ネガティブに考えすぎない
ワンオペ育児中は、孤独感や不安を感じることが多く、ネガティブな気持ちに支配されがちです。
しかし、ネガティブな感情にとらわれすぎると、心身に大きな負担がかかります。
そんなときこそ、自分を励まし、「きっとなんとかなる」と前向きに考えてみましょう。
ネガティブな感情に振り回されないためのポイントは、以下のとおりです。
- SNSを見すぎない
SNSで見かける、まるで絵に描いたような完璧な育児の投稿に、心が揺さぶられることはありませんか?しかし、SNSに映るものは、その人たちの生活の一側面でしかありません。他人と比較することなく、自分のペースで向き合っていきましょう。 - 一人で抱え込まずに相談する
夫やワンオペ経験のあるママ友に相談してみましょう。話をするだけでも、気持ちが軽くなり、前向きになれるはずです。 - 息抜きをする時間を作る
毎日の中で、少しでも自分をリフレッシュさせる時間を作りましょう。好きなことをして過ごすひとときは、心と体の健康にとても大切です。夫が帰省しているときは、子どもの面倒を任せて、自分だけの時間を楽しんでみてください。
自分の時間を大切にする
夫の協力も得て、自分の時間を確保するようにしましょう。
自分だけの時間を持つことは、心身の健康維持にとても大切です。
少しでも自分のための時間を作ることで、ストレスが軽減され、育児にも前向きな気持ちで取り組むことができます。
■自分の時間を作るためのヒント
- 家事を効率化する
時短家電や家事代行サービスの活用を検討してみましょう。また、「今日は掃除を休む」など、完璧を求めずに割り切る日を作るのもおすすめです。 - 周りの人に頼る
家族や友人に、子供の世話や家事を手伝ってもらいましょう。頼れる人に頼ることも大切です。 - 子どもが寝た後の時間を活用する
子どもが寝た後は、趣味やリラックスタイムにあてましょう。読書や映画、音楽、アロマバスなど、自分が好きなことを楽しむ時間を意識して作ると良いですね。たった10分でもリフレッシュにつながります。 - 夫が帰省したとき
夫が帰省中は、子供や家のことを任せ、自分の時間として好きなことを楽しみましょう。
▼2歳までの子どもがいる母親の約45%が、1日の自由時間は「1時間未満」と回答。
※株式会社フェリシモのフェリシモMAMA部「ママの自分時間についての実態調査」
専門機関に相談する
ワンオペ育児で辛い、誰にも相談できないと感じるときは、一人で抱え込まず専門機関に相談しましょう。
地域の子育て支援センターや、電話相談窓口、カウンセリングサービスなどを利用することで、専門家のアドバイスを受けたり、気持ちを整理することができます。
以下は、行政機関等の主な相談窓口です。
子育て・子どもの悩み | |
各都道府県別子育て相談窓口 | 都道府県別の相談窓口掲載サイト |
日本助産師会相談窓口 | 女性のあらゆる悩みを相談可能 |
こども家庭庁 親子のための相談LINE | LINEを使って匿名で相談可能 |
東京都児童相談センター よいこに電話相談 | 18歳未満の子どもに関するさまざまな相談が可能 |
子どもの健康・こころのケア | |
こども医療電話相談 | 子どもの病気やケガ、に関する電話相談(保健師や助産師が対応) |
日本小児科医会 子どもの心相談医検索 | 都道府県や医師名で検索可能 |
あなたのこころのケア | |
こころの健康電話相談 | 都道府県・政令指定都市が実施する公的な相談機関 |
よりそいホットライン | 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター悩み相談(チャット・SNS相談可) |
その他 | |
法テラス(日本司法支援センター) | 法的トラブルに関する相談 |
法務省 みんなの人権110番 | 人権問題に関する相談窓口 |
単身赴任を家族の成長の機会に
夫の単身赴任中にワンオペで2人の子育てをするのは、非常に大変なことで、疲れやストレスも溜まり、夫婦間で衝突が増えることもあります。
しかし、発想を変えれば、これは家族が共に成長するチャンスでもあります。
夫婦でしっかりとコミュニケーションを取り、感謝の気持ちを伝え合い、できる限り前向きに毎日を過ごすことが大切です。
子どもの成長を見守りながらワンオペ育児を乗り越え、家族の絆をさらに深めていきましょう。
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